CATEGORYめっきめっきの歴史
めっきの歴史は古く、今から約3500年前の紀元前1500年頃のメソポタミア文明では、
既に銀めっきや錫(すず)めっきが行われていたそうです。
《銀めっきされたカトラリー》
《錫めっきされたブリキ缶》
その後、シルクロードを通り中国などを経由してめっき技術が日本に伝えられました。
日本では奈良時代の752年に「アマルガム法」という方法を用いて東大寺の大仏に金めっきが施されています。
「アマルガム法」とは、古くから行われている銅に金めっきをするめっき方法の一つです。
1.水銀の中に金を溶かすと金色はなくなり、水銀の銀色になります
2.銅で形作った大仏に水銀に金を溶かした液体合金を塗ります
3.加熱することで水銀だけが蒸発します
4.最後に金だけが残り「金めっき」の完成です
こんな大きなものにも「めっき」が出来るなんて凄いですね。