CATEGORY金属材料面心立方格子の原子間の距離
フェライトに比べ、オーステナイトの原子間の隙間は広いです。
※詳しくはYoutube動画にて↓
面心立方格子であるオーステナイトの原子間の隙間の大きさを計算してみましょう。
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オレンジの面で面心立方格子を切り取ります。
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※a…体心立方格子の一辺の長さ r…原子半径
図より
4r=√2a
鉄の原子半径は126pmであるため
√2a=4×126
a=356.381pm
等方的な隙間xは…
x=a-2r
=104.38pm
このように面心立方格子であるオーステナイトの原子間の隙間は等方的な形をしています。
炭素の原子半径は70pm、直径140pmと一見隙間に入り込むことはできませんが、
オーステナイトを構成する鉄原子が一部動き、炭素原子を固溶できるようです。